小澤征爾さんへのインタビューから


「ライブだと、ピアニシモでもホールの最後列のお客さんにも聴かせようとしているんだけど、スタジオでのレコーディングだと、マイクの向こうにはレコードを買ってくれる3000人の見えない聴衆がいますよって言ってもね。音楽家って刹那的にやってるわけだし(笑)」

・・・FM fan 1991.9.2 「世界のオザワ近況を語る」でインタビューに答えて
★ウィーン・フィルとの初レコーディングも、ボストン交響楽団との マーラー・チクルスの多くもライブ録音という小澤さん。 ライブ録音が好きなわけを、こう語った。


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「・・・音楽というのは役に立つもんなんですよね。心を癒すというのかなあ、人間が沈んだときに勇気を与える、演奏を聞いている間に自分を取り戻す。昔から音楽にはこのような大事な面があったと。音楽ばかりやって気づかなかったけど、正直、これらの事件がきっかけで音楽の力を再認識した。悲しいからではなくて、すごい荒れた気持ちからちょっと自分に戻るとき、涙が出るのだと思います。」


・・・「毎日が発見」2005年3月号 新潟県中越地震への慰問コンサートに関する記事の中で書かれた言葉
★「音楽の力とは何でしょう」という問いに、2001年9月22日のアメリカでのテロの後、 ボストンでボストンシンフォニー交響楽団と演奏したときの実感も重ね合わせて語っている。

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「今考えると無謀な話なんだけど、とにかく良く練習をさせてもらって演出家と共同制作で作った。そうやってオペラを覚えたから、今でもオペラを作るときは、初めから演出家と綿密に作っていかないと気がすまない。オペラにのめり込んだのは、そこからですね。」

・・・「レプリーク」2001年3月号 「シンフォニーとオペラは音楽という車の両輪」から
★カラヤンに後押しされてオペラ・デビューをした1960年代を振り返っての言葉 

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