ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の概要

bird-y.gifウィーン・フィルの本拠地とメンバー

opera-up.jpgオーストラリアの首都、ウィーンにあるムジークフェライン大ホール(楽友協会大ホール)を本拠地として活躍しているオーケストラ。オペラで有名なウィーン国立歌劇場の専属オーケストラであるウィーン国立歌劇場管弦楽団のメンバーになってから、3年の試用期間(待機楽団員としてウィー・フィルの演奏会にもでることがある)の後、ウィーン・フィルハーモニーのメンバーになることができる。だから、厳密に言えば両者は別のオーケストラだが、実際はほとんど同じメンバーである。

以前は、女性演奏家はメンバーになれなかった。演奏者の性別、民族を同じに保っているからこそ高い演奏水準を保てたとも言われるが、しかし一方で女性や東洋系の演奏家を入れないことが社会的批判をしばしば浴びるようになり、1997年には女性のハープ奏者アンナ・レルケスをメンバーにした。これ以降、女性、東洋系の楽団員も少しずつ増えている。

bird-y.gifウィーン・フィルの演奏活動

定期演奏会は、9月〜6月にかけて毎月だいたい1回、日曜日のお昼に行われ、年間では10回しかない。また公開総練習と題したもう一回の演奏会が前日の土曜日に行われる。夜は、オペラ公演で歌劇場管弦楽団として演奏するため、日中の演奏会となっている。その他、オペラ公演ザルツブルク音楽祭、ウィーン芸術週間へ毎年出演したり、その時々で特別演奏会を行っている。

毎年1月1日には「ニューイヤー・コンサート」を行う。これは、1939年からの伝統となっている。このコンサートでは、ワルツとポルカだけを演奏するが、ヨハン・シュトラウス家の曲を多く扱っている。中でも「美しきドナウ」と「ラデツキー行進曲」は、毎年欠かさずに演奏されている。

また、2004年から、「ヨーロッパ・コンサート」shennburun1.jpgシェーンブルン宮殿の庭園で開催している。曲目はモーツァルトやチャイコフスキー、スメタナ、ラヴェルなどいろいろな作曲家のポピュラーな曲で、指揮は、2004年にはボピー・マクファーリン(ジャズ・ヴォーカリスト)、2005年はズービン・メータが務めた。2006年はプラシド・ドミンゴの予定だったが、雨天で中止となってしまった。

bird-y.gifウィーン・フィル独自の自主運営

ウィーン・フィルは、自主運営のオーケストラとしても有名で、常任指揮者は置いていない。年間10回ある定期演奏会それぞれの指揮者は、メンバーの投票によって決められる。また、演奏会やレコーディングで得た報酬はメンバー間で公平に配分される。中核メンバーを中心とした室内合奏団が多く作られており、ウィーン・フィルとは別の活動も行っている。現在有名なのは、ウィーン八重奏団、ウィーン・リング・アンサンブルなどがある。

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