東京のオペラの森の発足について

bird-y.gif発足の経緯

日本が西洋音楽と出会って1世紀が過ぎたいま、数多くの日本人の音楽家たちが世界で活躍し、日本のクラシック音楽を受け入れる環境も世界水準に近づいてきた。そんな今だからこそ、“西洋音楽を受容するだけにとどまらず、さらに発信する国になっていこう” という目的で、2005年、小澤征爾が音楽監督となり、新たな音楽の祭典がスタートした。これが「東京のオペラの森」である。ここでいう東京とは、日本で初めて音楽学校が生まれた”上野”のことで、毎年、桜咲く華やかな季節、東京文化会館を中心に開催される。

2005年3月の開幕前に行われた記者会見には、東京都知事の石原慎太郎も同席した。そのために、東京都が行うイヴェントだと思う人もいるようだが、東京都の税金はまったく使わない。開催前の1ヶ月間、都財団が管理する東京文化会館をほぼ貸しきるのだから、幾分東京都も関与しているのだが、運営費はチケット収入と企業協賛金でまかなわれる。

bird-y.gifコンサートの概要

毎年ひとりの作曲家をテーマにして、オペラ公演、オーケストラ演奏会、室内楽演奏会を行ない、その人の世界を描き出そうという総合的なフェスティバルになっている。2005年の第1回はリヒャルト・シュトラウス、2006年の第2回はヴェルディが選ばれた。(2006年は、残念ながら小澤征爾は病気療養中で、音楽監督をできなかった)

スタッフには、今までの仕事で小澤征爾が厚い信頼を寄せる人々が顔を揃えている。小澤の、この音楽祭に対しての意気込みが感じられる。また音楽堂、公園、プロムナード、動物園など、街全体をあげてさまざまな関連イベントが繰り広げられ、まさにすべての人が楽しめる文化のフェスティバルだ。

来年の予定は、すでにワーグナーと決まっている。
■ 東京のオペラの森 2007 公演予定
「ワーグナーとその時代」
オペラ公演 ワーグナー: 歌劇 《タンホイザー》(全3幕)
※新演出・国立パリ・オペラ座、バルセロナ・リセウ歌劇場との共同制作
3月15日(木)  3月18日(日)  3月21日(水)東京文化会館大ホールチケット
発売予定:2006年10月下旬
指揮:小澤征爾
演出:ロバート・カーセンタンホイザー:ステファン・グールドエリザベート:クリスティーン・ゴーキ
ーヴェーヌス:ミシェル・デ・ヤングヴォルフラム:ルードヴィック・テズィエ

演奏:東京のオペラの森管弦楽団
合唱:東京のオペラの森合唱団

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