小澤征爾のサイトウ・キネン・フェスティバルへの想い

「サイトウキネン・フェスティバル松本」10周年のインタビューから

bird-y.gif「サイトウ・キネン・オーケストラは、今までやってきたことの中で一番やりたかったこと。これが夢だった。だから、僕にとっては、サイトウ・キネンでとこまで音楽の水準をあげていくかです」


bird-y.gif「ブラームスは齋藤先生からうんと教わっているんですよ。そして結果論だけど、サイトウ・キネンにとっても合っていた。モーツァルトやベートーヴェン、ハイドンをやるときには、あれをしちゃいけない、これをしちゃいけないという決まりごとが、うんと、たくさんあるんです。でもブラームスの場合はそれが減っていて、思いをそのままぶつけてもおかしくない場面がうんとある。それを先にやったというのがよかったですね。もちろん皆がやりたかったからやったわけだけど。」

bird-y.gif「西洋音楽というものは、19世紀、20世紀はヨーロッパを中心に存在し、そして20世紀になってアメリカにも言った。今度はもうアジアもクラシックの中心になれるかもしれない。もしサイトウ・キネンがこのままうまくいったら、そのきっかけになれるかもしれない。」

bird-y.gif「一番重要なのは、"音楽をする態度"だと思うんです。技術的に高いレベルの人は世界中にいっぱいいるけれど、齋藤先生に教わった人たちは、これが不思議と同じ。そのことが(サイトウ・キネン・オーケストラの)特徴として残っていくんじゃないですか。」「いわゆる"精神"を持っているというのは案外ないんです。」

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