タングルウッド音楽祭とは

bird-y.gif音楽愛好家たちが創り上げてきた音楽祭

マサチューセッツ州とニューヨーク州の州境にある、タングルウッド。バークシャー地方と呼ばれるその一体は自然に恵まれ、ニューヨーク、ボストンに住む人たちの避暑地としても知られている。そこで1937年8月より始まったのが、ボストン交響楽団による夏の一大イベント、タングルウッド音楽祭である。

kusevituki-hall.jpg当時タッパン家からボストン交響楽団に寄贈された210エーカーにおよぶ広大な敷地には、音楽祭を愛する人々の善意によって、いくつかのホールや施設が作られていき、現在では毎年世界中から著名な音楽家と30万人ものファンが集う、世界的な音楽フェスティバルが開催されている。

第1回目の音楽祭はテントの下で行われため、雷雨によって中断されてしまった。そこでロビンソン・スミスという女性が中心となって寄付金を募り、野外コンサート・ホール「クーセヴィツキー・シェッド」(写真)が建設されたという。ボストン響を代表する指揮者、クーセヴィツキーの名がついたこのホールは、現在も多くの人々が芝生でピクニック気分を満喫しながら、最高級の音楽を楽しむ、まさに音楽祭の中心的な場所となっている。また、1994年には小沢征爾の功績をたたえて「セイジ・オザワ・ホール」が建設された。レンガ造りの外観がやさしい、この室内楽用ホールは、タングルウッドの自然に見事に溶け込んでいる。

bird-y.gif多彩なプログラムで誰もが楽しめる、夏の音楽祭

6月下旬〜8月上旬にかけて、ボストン交響楽団や室内楽団、タングルウッド・ミュージックセンターの団員によるオーケストラが演奏するほか、ジャズやポップスの特別プログラムや、ボストン・ポップス・オーケストラの公演、リハーサル公開などさまざまな企画があり、多くの人がそれぞれのスタイルで音楽を楽しめるようになっている。また、夏の間フェスティバルを支える多くのボランディアの存在も忘れてはならない。彼らの献身的な活動は、まさに、自由かつ人間味溢れる音楽祭の象徴ともいえる。

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