ラフマニノフ ピアノ協奏曲第一番・第二番
 クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)


ドラマチックなラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は、よくTVドラマでも使われる。たとえば、韓国ドラマ「冬のソナタ」でも、少し前のTBSドラマ「白い影」でも使われていたから、多くの人がきっと聞いたことがあるのではないだろうか。

アシュケナージ、リヒテルの演奏が有名だが、このツィマーマンとボストン交響楽団(小澤征爾指揮)による演奏もまた強烈に素晴らしい。「ラフマニノフの協奏曲は演奏するものではなく、"生きる"ものです。私にとってこの2曲は若いピアニストの若い協奏曲です。『疾風怒涛』的な感覚にあふれ、初恋のような感情に満ちています」「この作品で私が心していることのひとつが、抑制しないことです。」ツィマーマンは、解説書の中でインタビューに答えてこう述べている。

その通りに、みずみずしい想いがほとばしった自由自在で深みのある音は、聴くものの心をダイレクトに揺さぶる。ただロマンチックでリリカルなだけのフレージングではない。そして、小澤さん指揮するボストン交響楽団の存在感ある響きが、ツィマーマンの演奏としっかり絡み合い、こたえられないほどの情熱あるラフマニノフを生み出している。

ドラマのBGMしか聴いたことのない人は、きっとこの演奏の比類ない美しさに魅了されるはずです!


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