004CD/DVD紹介
小澤征爾&ウィーン・フィル ニューイヤー・コンサート2002
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いわずと知れた、小澤征爾さん指揮による2002年のニューイヤー・コンサートをライブで収めたCD。1万枚でも売れるとヒットといわれるクラシックCDだが、売り上げは日本国内だけで100万枚を超え、第16回日本ゴールドディスク大賞「クラシック・アルバム・オブ・ザ・イヤー」を受賞した。今までのカラヤンのCD、70万枚の記録を軽く塗りかえたメガ・ヒットCDだ。
60数年の歴史を持つニューイヤー・コンサートは、ヨーロッパのクラシック音楽の伝統を代表するコンサート。その指揮者に、東洋人で初めて小澤征爾さんが選ばれたのだ。日本のクラシック音楽界にとって、これはひとつの歴史的金字塔となる出来事だった。しかしそれだけなら、ここまでのメガ・ヒットにはならない。小澤征爾さんの指揮者としての実力だけではなく、何よりも人としての魅力が、普段はあまりクラシックを聴かない人々の心も揺さぶったのではないだろうか。
ポルカとワルツだけが次々と演奏されるのがこのニューイヤー・コンサートだが、ときにはやさしく美しく、ときには弾むような演奏が、本当に楽しい。いつも全身全霊で、人間味あふれる指揮をする小澤さんと、そして小澤さんの指揮に応えてそれ以上の素晴らしい演奏をするウィーン・フィルの一体感が、躍動感あふれる楽しい音楽となって伝わってくるのだ。
勉強家の小澤さんは、このコンサートの指揮をするにあたって猛勉強をしたそうだ。ウィーン・フィルのヘルスベルク団長はその準備の入念さに感心したという。そして、小澤さんによるとウィーン・フィルもそれに応えようと、リハーサルでは熱心に練習をしたらしい。その成果があって、毎年演奏されるお決まりの曲でも心から楽しめる。
DVDなら最後、コンサートが終わって拍手の嵐に包まれる中、投げキッスをするチャーミングな小澤さんが見られます!
*ニューイヤーコンサートDVD版を今すぐご購入希望の方は、下記より購入できます。
ブラームス:交響曲第4番 サイトウキネン・オーケストラ
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1987年にヨーロッパ初ツアーを行い、ウィーン、ベルリンなどヨーロッパ各地で絶賛されたサイトウキネン・オーケストラ。1989年には2度目のツアーを行ったが、そのときに大喝采を浴びたのがブラームスの交響曲第4番だ。
それまでは、渋く深みのある曲というイメージが強かったこのブラームス交響曲第4番。それを小澤さんは、みずみずしく、若い力あふれる情熱に満ちた音楽にしてしまったのだ。ひとつひとつのフレーズを慈しむような演奏。小澤さん指揮の下、すべての音がひとつのうねりとなって作り出す色彩豊かな音の響き。新しいブラームスがここに誕生したと言っても過言ではない。
ともに収められたハンガリー舞曲も、丁寧な演奏で、厚みのある落ち着いた響きを出している。
*このCDは、ツアーの途中ベルリンでコンサートとは別に録音されている。
ラフマニノフ ピアノ協奏曲第一番・第二番 クリスティアン・ツィマーマン(ピアノ)
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ドラマチックなラフマニノフのピアノ協奏曲第二番は、よくTVドラマでも使われる。たとえば、韓国ドラマ「冬のソナタ」でも、少し前のTBSドラマ「白い影」でも使われていたから、多くの人がきっと聞いたことがあるのではないだろうか。
アシュケナージ、リヒテルの演奏が有名だが、このツィマーマンとボストン交響楽団(小澤征爾指揮)による演奏もまた強烈に素晴らしい。「ラフマニノフの協奏曲は演奏するものではなく、"生きる"ものです。私にとってこの2曲は若いピアニストの若い協奏曲です。『疾風怒涛』的な感覚にあふれ、初恋のような感情に満ちています」「この作品で私が心していることのひとつが、抑制しないことです。」ツィマーマンは、解説書の中でインタビューに答えてこう述べている。
その通りに、みずみずしい想いがほとばしった自由自在で深みのある音は、聴くものの心をダイレクトに揺さぶる。ただロマンチックでリリカルなだけのフレージングではない。そして、小澤さん指揮するボストン交響楽団の存在感ある響きが、ツィマーマンの演奏としっかり絡み合い、こたえられないほどの情熱あるラフマニノフを生み出している。
ドラマのBGMしか聴いたことのない人は、きっとこの演奏の比類ない美しさに魅了されるはずです!
小澤征爾 ベスト
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世界の一流オーケストラと数多くの演奏を行ってきた小澤征爾さん。このCDには、今までの輝かしい共演の中から、選りすぐりの印象的な演奏ばかりが収められている。小澤さんの音楽を十分に味わうことが出来るとともに、さまざまなオーケストラを聴き比べることもできるとても豪華なCDだ。
小澤さんが、長い期間音楽監督を務めたボストン交響楽団は、明るく壮大な音で楽しませてくれる。繊細だが心に迫る演奏を聴かせてくれるウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。色彩豊かで、生き生きとしたパリ管弦楽団。存在感あふれる、うねるような音で迫力あるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団。感情豊かで生命感ある演奏のフランス国立管弦楽団。そして、一糸乱れぬ美しいアンサンブルで聴くものの心を振るわすサイトウ・キネン・オーケストラ。
曲は、「ツァラトゥストラはかく語りき」「木星」「カルメン」「運命」「ニュルンベルクのマイスタージンガー」など親しみやすいものばかり。小澤さんが、これを聞いてクラシックを好きになってくれたらうれしいと言うドヴォルザークの「新世界」も入っている。ウィーン・フィルの定期公演で大変な反響を呼んだときのライブ演奏だ。
これを聞くと、クラシック初心者でもオーケストラの音の違いが少しわかってくる。そして、きっとオーケストラが楽しくなってくる。小澤さんの「音楽のおくりもの フォー・キッズ」同様、最高のクラシック入門CDにもなっている。
音楽のおくりもの フォー・キッズ
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「僕は音楽を魔法だと思っている。だって、音楽はひとりの人の人生だって瞬間にして変えることが出来るんだ。」このCDの解説書の中で小澤征爾さんは、音楽が身近にあることの素晴らしさを、こんな言葉で表現している。
だからこそ、真っ直ぐな心を持つ子供たちにいい音楽を聴いてほしい。いい音楽をを聞いて心豊に育ってほしい。そんな願いで、小澤さんはサイトウキネン・フェスティバルでも「子供のための音楽会」を開き続け、そのほかにも機会があれば、日本、アメリカ、ウィーンと場所を問わず、子供たちのために多くのコンサートを行っている。
「いい音楽を贈れば、必ず子供たちの心に届く」と言う小澤さんは、いつもトップレベルのオーケストラで最高の音楽を子供たちに届けようと努力するのだ。その想いがたっぷり詰まったのが、このCD。小澤さんの選曲、構成で、「カルメン」、「ハンガリー舞曲」、「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」、「白鳥の湖」といった誰でも一度は聞いたことのあるような曲が収められている。演奏は、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団などといった世界一流のオーケストラばかりだ。
色彩豊かな音色に魅了されるだけでなく、曲の違いが分かりやすい構成のため、それぞれの曲の素晴らしさが一段と浮き立って聞こえる。子供だけではなく、大人にとっても最高のクラシック音楽入門のCDだ。
Worlds Soccer Anthemsワールド・サッカー・アンセムズ/世界の国家
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もともとは、1998年に長野で冬季オリンピックが開催されたとき、日本のオリンピック委員会に依頼され録音したもの。きちんと録音されたそれぞれの国歌が必要だと感じた小澤は、新日本フィルハーモニーとともに聞きごたえのあるCDに仕上げた。このCDは、そのときの録音からワールドカップの参加国の国歌を集めたもの。さらに、1990年のワールドカップ決勝戦の前夜に行われた初めての3大テノール・コンサートを収録。このサッカーとオペラの融合とも言える記念的コンサートから「誰も寝てはならぬ」、そしてイングランド・チームのテーマ曲「大脱走」、イタリア第2の国歌とも言われる「行け、我が思いよ」などが収録されている。
演奏:新日本フィルハーモニー交響楽団
指揮:小澤征爾
曲目 国歌集
1.フランス
2.デンマーク
3.スペイン
4.スロベニア
5.南アフリカ
6.ブラジル
7.トルコ
8.中華人民共和国
9.コスタリカ
10.大韓民国
11.ポーランド
12.アメリカ合衆国
13.ポルトガル
14.ドイツ
15.アイルランド
16.アルゼンチン
17.イギリス
18.スウェーデン
19.イタリア
20.クロアチア
21.メキシコ
22.日本
23.ベルギー
ボーナストラック
24.誰も寝てはならぬ 〜歌劇「トゥーランドット」より
ホセ・カレーラス、プラシド・ドミンゴ、ルチアーノ・パヴァロッティ
フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
25.大脱走 (E..バーンスタイン)
ロンドン・フェスティバル管弦楽団
指揮:スタンリー・ブラック
26.行け、我が思いよ、金色の翼に乗って 〜歌劇「ナブッコ」より
ドレスデン・シュターツカベルレ管弦楽団/合唱団
指揮:シルヴィオ・ヴァアルヴィーゾ
27.<兵士の合唱> ラッパの響きに 〜歌劇「トロヴァトーレ」より
ドレスデン・シュターツカベルレ管弦楽団/合唱団
指揮:シルヴィオ・ヴァアルヴィーゾ
28.祭司ザドク (ヘンデル)
アカデミー・アンド・コーラス・オブ・セント・マーティン・
イン・ザ・フィールズ
指揮:サー・ネヴィル・マリナー
小澤征爾&サイトウ・キネン・オ−ケストラ
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番
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15年目を迎えた2006年のサイトウ・キネン・フェスティバルにおけるコンサート・ライブ。弦楽器、木管楽器、金管楽器などすべてが、弱い音も強い音も大切に表現し、ひとつの音のうねりを生み出している。最後のティンパニーの音の重みは、ひときわ。
「社会主義の理想と勝利を明確に描く作品として、旧ソヴィエト国家から好意的に受け入れられた交響曲第5番は、反国家的と非難を受け続けたショスタコーヴィチが体制に迎合して作曲したものと捉えられる事の多い曲」だが、「作品に潜む時代の陰鬱な悲劇性を見事に抉り出す」(フィリップスの解説より)。
ショスタコーヴィチ生誕100年を記念する秀逸のCDであり、サイトウ・キネン・オーケストラの素晴らしさが存分に楽しめる。2007年3月で演奏活動をやめた宮本文昭氏もオーボエで参加している。
演奏:サイトウ・キネン・オ−ケストラ
指揮:小澤征爾
ショスタコーヴィチ:交響曲第5番 二短調 作品47
曲目
1. 第1楽章: Moderato
2. 第2楽章: Allegretto
3. 第3楽章: Largo
4. 第4楽章: Allegro Non Troppo